10月に入り、神戸もすっかり秋の気配です。
後半の展覧会は、布を使いミクストメディアな表現を
されている、植浦加代子さんの作品展です。
植浦加代子展
2012-10/18(木)〜28(日)10/22月休み
12:00〜18:00最終日17:00
―latent―
染める、縫う、色を重ねる・・・心の向くまま繰り返すプロセスの中で
自分の中に潜在する色と形を私は布に留める・・・。
:プロフィール
1949年 兵庫県生まれ。
神戸市図工美術教師として(1971-2010)
子どもの表現に携わるかたわら、
自らも、個展で作品を発表し続ける。
また、現在も、造形教育の研修セミナーの講師として活躍中。
1981年、ポートピア博覧会の外周壁画制作
文部科学大臣賞受賞
世界遺産切手デザイン入賞
著書に「もうひとつのアート」 日本文教出版発行
:個展によせて
―latent―潜在
刺激され、こだわり・・・内部に留まる。
潜在しているモノ
見えてくるモノ
見えないモノ
そんなモノをたぐり寄せ、すくい上げる。
潜在し、茫洋としていたモノが、
心と重なり、色を、形を捉まえていく。
今回は、布を素材に表現しています―
フェルトに描き、ガーゼや糸を染めた作品。
骨董屋の片隅で見つけた、鈍い光沢を放つ繻子の帯布・・・。
繻子の帯布に触発されて、黙々と針を刺し作品に仕上げました。
布だから できたこと―
布だから できなかったこと―
素材とからみながら、何処に向かって、
どのように変容していくのか・・・。
素材の魅力が制作の原動力となり、刺激され
夢中になれるところに、私の表現の原点があります。
観ていただける方の心にも、
そんな―Latent―が届きますように・・・。
植浦加代子
皆様のお越しをお待ちしております。
2012年10月05日
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